体外受精にいたるまで。大事なのは早めの検査が重要

体外受精とは

体外受精のイメージとはどんなものでしょう。すごくお金がかかる、特別な人しか受けられない治療…。そんな風にイメージする方もまだまだ多いのではないでしょうか。

確かに、体外受精が初めて日本で行われた1980年代においてはそうだったかもしれません。しかし現在においては、生まれてくる赤ちゃんの20人に一人が体外受精で出産されているという調査結果があり、不妊に悩む人全てにとって身近な治療方法になっています。

すごくお金がかかるというのも、確かに事実です。病院によっても異なりますが、一度の体外受精にかかる費用は40万円~60万円くらいが相場だと言われています。

身体のコンディションなどによっては、その倍くらいかかることもあり、さらに一度で妊娠するとは限らないことも考えれば、決して手軽な治療とは言えないでしょう。
しかし、出産年齢が高齢化し、不妊の悩みを抱えている人の多い現在、不妊治療に対する助成金もあります。

注意したいのはこの助成金は、受けられる回数や金額が不妊治療を始める年齢によって変わってくることです。さらに43歳以上の女性は対象外になってしまいます。

治療を考えている人はなるべく早めに動き始めることが大切でしょう。
このようにお金がかかる治療ではありますが、サポートも多少はあり、徐々に身近な治療となってきているのは間違いないでしょう。

体外受精までの道のり

体外受精はあくまで最終手段であると私は考えます。卵子を体外に取り出す採卵や、卵子を育てるために行うホルモン治療はそれなりに体に負担がかかる行為ですので、本当に体外受精が必要なのか否かは、しっかり時間をかけて検査をしなければなりません。

比較的早く体外受精の治療開始に踏み切るのは、男性側の精子の量や活動量が極端に少ない場合、また女性側の卵管が完全に通っていない場合などです。

こういった問題がない場合は、とにかく様々な検査を行います。
排卵するためのホルモン値は十分か、着床させるための子宮内膜の状態はどうか…など、様々な検査が行われ、もし問題があった場合は投薬をするなど、改善をはかります。

また同時に人工授精も行われることが多いです。

そういった治療を続けても効果がでない場合、医師の判断があり、夫婦の意思が固まった時点で体外受精がスタートします。

早めの検査が重要

体外受精は現代の私たちにとってそれほど遠い存在ではない、けれども始めるまでには様々な検査が待っています。

体外受精の成功率は年齢に比例しますし、前にも述べたように助成金の条件も年齢に限りがあります。

時間をかけて検討したいからこそ、なかなか妊娠できない…と何年もずっと一人で悩んでいるような場合は、一人で悩んでいるだけでなく、思いきって産婦人科を訪れてみることも大切だと思います。